夏限定で「ひまわり」が咲き渡る世界に。「チームラボプラネッツ」
チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》©チームラボ
東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(以下、チームラボプラネッツ)では、7月1日(金)~7月31日(日)までの期間限定で、「ひまわり」の作品空間が登場。
作品《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング – Infinity》は、水面を泳ぐ鯉が人々の存在や他の鯉に影響を受けて、はだしになって水の中を歩く人々にぶつかると「ひまわり」の花に変化して散っていく。作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けていて、鑑賞者の影響を受けて変容し続ける。いま、この瞬間の絵は二度と見ることができない。
チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》©チームラボ
花々が時間と共に変化しながら咲き渡る生命の宇宙が空間に広がり、しばらくいると、やがて身体は浮遊して世界と一体化する感覚になる「Floating in the Falling Universe of Flowers」でも、「ひまわり」が広がる空間を体験できる。
夏の新メニューが登場
昨年10月に敷地内にオープンした京都発のヴィーガンラーメン専門店「Vegan Ramen UZU Tokyo」では、夏にぴったりな「ヴィーガンラーメン花(冷) 」、京都五条のアイスクリーム専門店PicaRo Eis発のヴィーガンアイスクリームの新メニュー「キャラメルココナッツ」が登場。作品空間《虚像反転無分別》や《空と火のためのロングテーブル》、《ひとつなぎのベンチ》で食べることもできる。
オープンから4周年
2018年に始まった「チームラボプラネッツ」は、2022年7月7日をもって4周年。昨年は「Garden Area」が新たに誕生し、超巨大な4つの作品空間と2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園」を通して、“身体ごと没入し、他者と共に世界と一体となる”体験ができる。
チームラボ代表は、猪子寿之。「チームラボプラネッツ」の作品には、チームラボから以下の思いが込められている。
人々は、他者と共に「Body Immersive」というコンセプトの超巨大な作品に身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、自分と他者と世界との境界を連続的なものに変え、私たちと世界との境界のない新しい関係を模索する。
はだしとなって、身体ごと没入し、他者と共に世界と一体となる。
アート集団チームラボについて
teamLab
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、メルボルンなど世界各地でアート展を開催。ミュージアム・大型常設展を東京・お台場「チームラボボーダレス」、東京・豊洲「チームラボ プラネッツ」、上海「teamLab Borderless Shanghai」、マカオ「teamLab SuperNature Macao」などで開館した他、今後も北京、ハンブルク、ユトレヒトなどでオープン予定。
<Information>
チームラボプラネッツ TOKYO DMM
(東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO)
開館期間:2018年7月7日〜2023年末
公式ウェブサイト https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
チームラボプラネッツ TOKYO DMM チケットストア
https://teamlabplanets.dmm.com
text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。