DIOR 新フレグランス NEW LOOK

NEW LOOK

The new perfume by Francis Kurkdjian

メゾン クリスチャン ディオール
ニュー ルック
フランシス・クルジャンが手がける新フレグランス

 

「新しい香水を創り出すことにどれほどの手間と時間を必要とするか、想像しがたいものです。
この活動はあまりにも私を夢中にさせるので、
今では、私はクチュリエであると同時にパフューマーであると感じでいます」

クリスチャン・ディオール(1957年)

 
 

ニュールック、大胆さという遺産(レガシー)

ディオールのパフューム クリエイション ディレクターに就任すると、フランシス・クルジャンは、ニュールックの再解釈を始めた。

「ヘリテージでありひとつのシルエットであるということ以上に、ニュールックは精神そのものです。世界を見つめ、それを再解釈するレンズを与えてくれます。ニュールックがもつ精神とパワーは、時を超えて、私にディオールの新しいフレグランスをつくり出す力を与えてくれるのです」

フランシス・クルジャン

ランウェイ、レッドカーペット、そしてストリート。いまやディオールのシルエットはあらゆるところに登場する。それは圧倒的にモダンであり、ラグジュアリーかつ緻密なディテールで魅了し、メゾンのタイムレスなデザインコードを現代的に解釈している。歴代のディオール アーティスティック ディレクターたちは限りない技術と独創性により、ディオール固有の表現を再解釈し、自らのビジョン溢れる才能を確立しながら、貴重なヘリテージに独自性を加えてきた。

ディオール ファッションが用いる象徴的なデザインコードは無数に存在し、中でもトワル ドゥ ジュイ、千鳥格子、情熱的な赤、象徴的なディオール グレー、花々、カナージュが代表的だ。そして現在、ニュールックのコンセプトは、流れるようでありながら建築的な傑作ともいえるシルエット。ラインを際立たせたウエストに、新時代のエレガンスともいえるリラックスしたストリートウェアが融合している。時代を捉え、楽しみ、そしてサプライズをもたらすファッション、それがニュールック。

ディオール、ファッションとフレグランスの永遠の絆

クチュール同様のクリエイティブな衝動に駆られ、メゾン初の香水が誕生したのは1947年。それは言うまでもなく先駆的で、比類なきエレガントな出来事だった。ニュールックは一瞬にして、ファッションとフレグランスの間に革命的かつ本質的な対話を築いた。シルエットの美しさに添えられた香りのファイナルタッチ。自由でリラックスしたスタイルと厳格さが交錯する色褪せない魅力を、いま特定のアコードで表現するとしたら? クリスチャン・ディオールが着手したこの難問に、クチュリエパフューマーの足跡をたどりながらフランシス・クルジャンが挑んだ。

 

「クチュールを表現する方法として香水を創ったクリスチャン・ディオールに忠実であるために、ファッションとフレグランスの完璧なシナジーを極めて大胆なスタイルで引き継ぎたいと考えました。そこで目指したのは、現代のニュールックの精神やニュアンス、そしてエッセンスと響き合う香りを創ること。素晴らしくモダンなディオール ファッションは、アバンギャルドな美しさとエネルギーに溢れ、上質な生地とその裁断が身体を解放すると同時に、曲線とセンシュアリティを際立たせています。

この目的を実現するために、多様なフレッシュさや広がりをもつ、しなやかでセンシュアルなファセットの原料を組み合わせました。こうして類を見ない大胆なフレッシュノートにより、アンバーフレグランスの美しさを讃えるコンポジションが完成しました。一見全てを解体したように見えるかもしれないですが、クラシックなカッティングと原料の大胆なチョイスを再構築することで、新たなセンシュアリティを表現したのです」

フランシス・クルジャン


ニュールック、香りのインパクトがもたらす大胆さ

ニュールックは、その名にふさわしいフレグランス。意表をつき、予想通りには香らない。しなやかでありながら建築的という新しいディオールのシルエットのように、この香りには厳格さとリラックスしたスタイル、そして絶対的なラグジュアリーと心地よさが交差する。瞬時にエレガントに装い、過度に凝りすぎた印象に陥ることはない。

原料のエレガントなレイヤーが紡ぐニュールックのシルエットでは、フランキンセンスが独創的に広がる爽やかさと神秘的なアクセントという二役を担う。ハートノートは、儚くやわらかなセンシュアリティでボディ全体を包み、やわらかに構造を支えながら、深く温かみのあるアンバーアコードと融合する。

それは衝撃的なコンポジション。ひときわフレッシュに香るアルデヒドのオーバードーズが、フランキンセンスのほとばしるファセットに寄り添い、その輝きを高め、ミステリアスなニュアンスをプラスしながら、まったく予想できないストーリーを紡ぐ。ニュールックの魅力ともいえるこの香りは、独特の大胆さをフレグランスに吹き込み、トップノートからベースノートまで一筋の光を放つ。パワフルで建築的な美しさをもつニュールックは、しなやかなアンバー アコードと立ち上るアルデヒドとのコントラストが香りのインパクトを生む比類なきフレグランス。次第に、気怠いアンバーが美しい落ち感の上質なウール地をまとうように、落ち着いていく。「ニュー ルック」は、流れるようなエレガントなラインで、現代のディオール スピリットと完璧なシナジーを奏でる。

 

NEW LOOK

ニュー ルック
アンバー アコードを基調とした、香りのインパクトをもたらすフレッシュなフレグランス

香りのファミリー: フレッシュ アンバー

構成
ヘッド ノート: アルデヒド C12 MNA
ハート ノート: フランキンセンス エッセンシャル オイル
ベース ノート: アンバー アコード

<Information>

メゾン クリスチャン ディオール ニュー ルック(オードゥ パルファン)
2024年2月2日(金)発売予定

ディオール 公式オンライン ブティック / ハウス オブ ディオール ビューティー 表参道  ほか
メゾン クリスチャン ディオール 取り扱い店舗にて

 

text by STARRing MAGAZINE 編集部

 

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