二階堂ふみの写真展「FUMI NIKAIDO AND THE ART OF CRAFTSMANSHIP」、カナダグース銀座フラッグシップストアオープン記念
カナダグース銀座フラッグシップストアのオープンにあたり、様々な企画を展開するカナダグースジャパン。そのうちのひとつとして、二階堂ふみをカメラマンとして迎え、ポートレート写真を展示する写真展を期間限定で開催中だ。銀座の街と、カナダグースの“クラフトマンシップ”を掛け合わせた企画、『THE ART OF CRAFTSMANSHIP』をテーマにした写真展は、9月14日〜10月10日まで。65年以上続く職人技でオーセンティックな モノづくりを続けるカナダグースと銀座の職人たちを二階堂ふみが撮影し、その写真を展示する。
展示写真 <二階堂ふみが歌舞伎役者・片岡千之助をはじめ、銀座のクラフトマン10組を撮影>
二階堂ふみ
開催にあたって、コメント(一部抜粋)
ポートレート撮影の感想
今回は素晴らしい方々を撮影する機会を頂きまして、とても楽しい時間を過ごすことができました。銀座にゆかりのあるクラフトマンの方々を撮影させていただいたのですが、皆さん本当に深いこだわりをお持ちの方々で、美しいプライドを持ってお仕事をされていて。そういうものづくりの姿勢を、撮影をさせていただきながら垣間見ることができてすごく楽しかったですね。ポートレートを撮らせていただいたのですが、私の写真の師匠は塩原洋さんという方で、ポートレートの中でその方がどんなこだわりを持っていらっしゃるのかと同時に、その方のパーソナリティが見えるような一枚にしたいということを、塩原さんにも相談しながら撮りました。今回は私だけではなく、本当に塩原さんあってのものだったと思います。
写真家としての思い
写真家という肩書きを名乗れるようなものではないのですが、素敵なフォトグラファーの方や写真家の方とご一緒させていただくことがあり、それで写真に興味を持ち始め、自分でも趣味で撮り始めたのがきっかけでした。写真を撮る中で生まれる関係性やコミュニケーションがすごく面白いと思うようになり、今こうして色んな方のお力をお借りしながら写真を撮らせていただいているというような感じです。
撮る側の気持ち
やっぱり、カメラの前に立つことの緊張感というか、カメラの目線がこちらに向いているということは、いい意味でも、それは時に(カメラを)向けられている人に対して圧をかけてしまいかねないというのは、自分もよくわかるなと思います。でも今回は本当に、普段お会いすることができないような方々とセッションする機会を頂きましたし、お一人おひとりとの出会いを楽しみつつ、いい関係とコミュニケーションをとりながら、楽しい時間をご一緒できたらなと思い、撮影させていただきました。
私の師匠である塩原さんのスタイルに影響を受けていると思うのですが、今も塩原さんに協力してもらいながら撮影をしていて。いつも塩原さんと話しているのが、空気感をどうやって作っているかということですね。一人でプライベートで撮るときは、対象物との関係や状況がまた全然違っていたりするので。自分が撮りたいなと思ったときにシャッターを押すのですが、今回は被写体になっていただいている方々がどういうことを感じるかというのが一番大事なことなので、師匠とはどういう風に空気感を作っていこうかという話や、この方は影が似合う方だな等、その方に合わせてライティングの調整を相談しました。
銀座のクラフトマンシップと出会い
皆さん本当に素敵で、銀座の粋を感じました。ものづくりに対峙している方は、唯一無二の輝かしさがある強い個性を持った人ばかり。作り続けるということは容易じゃないからこそ、続けてきた人は哲学を持っているのでしょうね。人間としてもとても魅力的で、「こんな大人になりたい」と思いました。
ものづくりは、“出会い”でもあります。今回私はファインダーを通して、銀座のクラフトマンシップと出会うことができました。カメラマンと被写体という関係性で向き合ったからこそ、皆さんが大切にしている芯のようなものを垣間見られて、自分自身がものづくりをするときのエネルギーをいただけた時間となりました。
<Information>
「FUMI NIKAIDO AND THE ART OF CRAFTSMANSHIP」
日程;9月14日〜10月10日 11:00〜19:30
会場:カナダグース銀座店
詳細は、特設サイト URLまで
https://canadagoose-theartofcraftsmanship.jp
text by STARRing MAGAZINE 編集部