のだめと千秋先輩に再び会える! ミュージカル『のだめカンタービレ』開幕
あの、のだめと千秋先輩が帰ってきた! 今回は作品を舞台に移し、シアタークリエにて、大人気コミック初のミュージカルとなる『のだめカンタービレ』を上演中。10月3日に開幕しました。
ドラマ同様の個性あふれるキャラクターが舞台に登場。のだめファンならお馴染みのシーンの数々が、舞台上で展開されます。
“のだめ”こと野田恵といえば、テレビドラマ・劇場版の映像でも再現性が話題となった上野樹里。まるでコミックから出てきたような「のだめ」が舞台でも健在です。
野田 恵(上野樹里)、千秋真一(三浦宏規)、峰龍太郎(有澤樟太郎)三木清良(仙名彩世)、奥山真澄(内藤大希)、黒木泰則(竹内將人) 江藤耕造(なだぎ武)、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(竹中直人)
今回は、舞台「キングダム」をはじめ話題のミュージカルの数々でも活躍中の三浦宏規が千秋先輩を演じています。作品の舞台となる音楽大学で「千秋様」と呼ばれ、絶大な人気を誇る千秋先輩こと千秋真一。定番の開襟白シャツ姿、 演奏会では髪を上げビシッとキメたタキシードが似合っています。キャラクターが培ってきたこれまでのイメージを思い出させながらも、熱くてクールで天才肌、音楽への情熱があり、のだめに惹かれていく千秋先輩を、“三浦宏規”ならではの役の造型で表現しています。
客席を沸かせたのが、世界的ドイツ人指揮者・フランツ・フォン・シュトレーゼマンを演じる、ドラマ・映画版でも同役の竹中直人。公開ゲネプロでも、役の怪演ぶりと雰囲気に出番の度に堪えきれず笑いが起きました。セリフで絡む場面の多い三浦さん相手に、今後はアドリブも出るかもしれません。その時は、大いに愉しんで!
ヴァイオリン科の峰龍太郎を、人目を惹きつけ華のあるキャラクターで有澤樟太郎が演じ、自己陶酔型の演奏姿を披露します。学生オケのコンサートミストレスを務めるほど一目置かれる三木清良を演じるのは、元宝塚歌劇団トップ娘役でも知られる仙名彩世。実力も自信もあるオーラを醸しながら、演じています。演奏ドレスの立ち姿も綺麗!
演奏技術は確かな、打楽器奏者の「真澄ちゃん」と呼ばれる奥山真澄に内藤大希。キャラクターではお馴染みのアフロヘア姿で、ピュアな乙女心を表現しています。のだめに一目惚れするオーボエ奏者の黒木泰則を竹内將人。独白では1人目立つ場面を担っています。
映画版とはまた別の役を演じ、「ハリセン」教師こと江藤耕造を演じるのは、なだぎ武。常にハリセンを持ちながらの、主演陣と体を張ったお互いのかけ合いが笑いを誘います。先生陣では、谷岡先生も登場します。
劇中のピアノ演奏は、ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」とガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」を阪田知樹が、ストラヴィンスキー「『ペトルーシュカ』からの3楽章」を亀井聖矢、以外をぶどうが楽曲提供。名だたるアーティストが、本作の劇中でのピアノ演奏音源を提供しています。
ドラマ・映画版でもさまざまな原作のキャラクターを誰がどう演じるのか、盛り上がった本作品。芝居と本格クラシック、さらに曲中に歌がミックスされた、明るくほんわかする音楽ミュージカル。上野樹里演じる、安定の「のだめ」が中心にいて、今回ならではのキャラクターたちが舞台に息づいています。
ライヴ配信も決定! 発売中のチケット詳細はデータ欄の公式URLまで。
【ミュージカル『のだめカンタービレ』に登場するクラシック楽曲】
●ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第8番『悲愴』」「ヴァイオリン・ソナタ第5番『春』」「交響曲第7番」
●モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448」
●ブラームス「交響曲第1番ハ短調 Op.68」「パガニーニの主題による変奏曲」
●ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番」
●シューベルト「ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845」
●ショパン「エチュード 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調」
●ドビュッシー「喜びの島」
●ストラヴィンスキー「『ペトルーシュカ』からの3楽章」
●ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」
ミュージカル『のだめカンタービレ』
期間・会場
2023年10月3日〜10月29日 シアタークリエ(東京都千代田区有楽町1-2-1)
2023年11月3日〜11月4日 サントミューゼ(長野県上田市天神三丁目15番15号)
原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(講談社「Kiss」所載)
作詞・演出:上田一豪 脚本:上田一豪/笠浦静花 音楽:和田 唱(TRICERATOPS) クラシック音楽監修:茂木大輔
Cast
上野樹里、三浦宏規
有澤樟太郎、仙名彩世、内藤大希、竹内將人、なだぎ武 / 竹中直人
ほか
公式サイト
https://www.tohostage.com/nodame/index.html