永遠の名作『ベルサイユのばら』の世界へ!
永遠の名作『ベルサイユのばら』の世界へ、ようこそ
池田理代子氏の『ベルサイユのばら(以下、ベルばら)』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」、 (株)集英社)に連載。今年、連載開始から50年を迎えることを記念して、六本木ヒルズ森タワー52 階の東京シティビューで、「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー」が開催されている。
フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマは、当時の「少女マンガで歴史ものはあたらない」という常識を覆し、連載開始から大ヒット。少女マンガの歴史を変える不朽の名作となった。本展では、特にマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、当時の貴重な原画と共に紹介する。当時24歳の池田氏が、「必ずヒットさせる」と情熱を傾けて描いた原画は、力強い線がほとばしり、50 年経った今でもその美しさに魅了される。
本展では、連載当時の貴重な原画を、作者である池田氏の作品への想いや言葉を交えながら展示する。
キャラクターの中でも、女として生まれながらも軍人として生きる男装の麗人・オスカルは大人気。そのオスカルが、生涯ただ一度着た舞踏会のドレスを再現している(写真奥)。
原作が舞台化されるやいなや、空前のベルばらブームを引き起こし、社会現象となった宝塚歌劇の「ベルばら」。宝塚歌劇のコーナーでは、「今宵一夜」と呼ばれるシーンの舞台となった劇中の“オスカルの居間”をイメージしたコーナーのほか、舞台衣装や小道具などで華麗なるその世界を紹介する。
続く展示ではTVアニメや懐かしのお宝グッズ、現在へと続く展開をたどるなど、多彩な切り口で不朽の名作の軌跡と全貌に迫る。
昼と夜で異なる表情を見せる会場の東京シティビューの絶景と、『ベルサイユのばら』が織りなす夢のような世界観を愉しんで。
「ベルばら」をイメージしたメニューが期間限定で登場!
会場と同じ52階のフロアにある「THE SUN & THE MOON」のレストランでは、11月も「ベルばら」にちなんだ期間限定のアフタヌーンティーや、ベルサイユ宮殿をイメージしたカクテルが味わえる。
<Information>
誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ーベルばらは永遠にー
The Rose of Versailles 50th Anniversary Exhibition - The Rose of Versailles Forever –
◆会期: 2022年9月17日(土)~2022年11月20日(日)
◆開館時間: 10:00~22:00(最終入館 21:00)
◆会場: 東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52 階)
◆主催: 東京シティビュー、産経新聞社
◆後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、J-WAVE、TOKYO MX
◆協力: 池田理代子プロダクション、(株)集英社、(株)トムス・エンタテインメント、阪急電鉄(株)、宝塚歌劇団、(株)宝塚クリエイティブアーツ、(株)宝塚舞台、(株)広真
◆企画協力:メイプル
入館料、詳細は公式サイトまで。
◆公式サイト:【展覧会公式サイト】 https://verbaraten.com/
【東京シティビュー公式サイト】
https://tcv.roppongihills.com/jp/exhibitions/verbaraten
◆公式SNS:【展覧会公式SN S】
https://twitter.com/verbaraten (@verbaraten)
◆問い合わせ: 東京シティビュー 03-6406-6652(受付時間 10:00~20:00)
※大阪・阪急うめだ本店にも 2022年11月30日~12月12 日まで巡回予定。最新情報は展覧会公式サイトおよび展覧会公式SNS参照。
text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。