「-Italy is simply extraordinary- be IT campaign」“TRIBUTE TO PAVAROTTI CONCERT”開催の夕べ
2022年 10 月 28 日(金)、イタリア外務省が世界中で展開する「-Italy is simply extraordinary- be IT campaign」が1周年を迎えることを祝し、イタリア大使館、ルチャーノ・パヴァロッティ財団主催の元、一夜限りのオペラコンサート“TRIBUTE TO PAVAROTTI CONCERT”がイタリア文化会館で開催された。
「be IT campaign」は、2021年に始まった、イタリア外務省が世界で展開するブランディングキャンペーン。文化芸術やファッション、テクノロジーなど、さまざまなイタリアの魅力を世界に発信しており、1周年を迎えた今年10月は、世界各国でアニバーサリーを祝うイベントが行われた。
当日、会場にはモデルの大平修蔵やSHIHOほか数多くのゲストが出席。会場には、祝杯のイタリアンスパークリングワインのプロセッコがふるまわれ、華やかな一夜となった。
日本では、ルチアーノ・パヴァロッティ財団が支援する若い才能あるオペラ歌手を招聘し、オペラの魅力を堪能し、イタリアの魅力に酔いしれる一夜が実現。
G.ロッシーニの『セビリアの理髪師』より「フィガロのカヴァティーナ」から始まり、G.プッチーニの『ラ・ボエーム』場面など様々なオペラから世界の歌曲、日本でもよく知られている「オ・ソレ・ミオ」といったイタリア歌曲まで22曲が披露され、300名以上の来場客は拍手喝采だった。今年は、世界三大テノールの一人として世界から愛されたスーパースター、ルチアーノ・パヴァロッティの没後15年。コンサートには、実際のパヴァロッティの映像も流れた。イタリアの太陽を思わせる明るく輝かしい歌声、温かい情感や茶目っ気ある芝居心を持ち合わせた才気あふれる4名の若手歌手に、しっかりとパヴァロッティの魂が受け継がれているような演奏だった。
ベネディッティ大使のコメント
「 -Italy is simply extraordinary- be IT campaignは、ナショナルブランディングとしてイタリアの魅力を紹介する初めての試みであり、伝統的な強みはもちろん、まだ皆さんが知らないイタリアの素晴らしさも紹介できる素晴らしいキャンペーンとなっています。オペラをはじめ、イタリアは文化、芸術といった面においてとてもポテンシャルの強い国といえます。本キャンペーンを通じて、その魅力を若い方々をはじめ一人でも多くの方に伝えていきたいと思います」
<開催概要>
「-Italy is simply extraordinary- be IT campaign」
1年を祝う一夜限りのオペラコンサート
“TRIBUTE TO PAVAROTTI CONCERT”
日時:2022年10月28日(金) 17:00〜19:30
会場:イタリア文化会館
登壇者:
イタリア文化会館 館長 ディ・マイオ
イタリア大使 ジャンルイジ・べネディッティ
ルチャーノ・パヴァロッティ財団 ヴァイスプレジデント
出演者:
ジュリア・マッツォーラ / Giulia Mazzola(ソプラノ)
ジュゼッペ・インファンティーノ / Giuseppe Infantino(テノール)
パオロ・アントニオ・ネーヴィ / Paolo Antonio Nevi(テノール)
ロドヴィコ・フィリッポ・ラヴィッツァ / Rodovico Filippo Ravizza(バリトン)
パオロ・アンドレオーリ / Paolo Andreoli(ピアノ)ルチャーノ・パヴァロッティ財団音楽監督
主催:イタリア大使館、ルチャーノ・パヴァロッティ財団
text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。