舞台『キングダム』に出演する華優希が、宝塚歌劇団卒業後を語る(後編)
動乱の春秋戦国時代を描く国民的大人気コミックを初の舞台化!
綺羅星のごとく、各界の人気者が出演する舞台『キングダム』。作品の多種多様で魅力的なキャラクターを演じる、舞台、テレビ、アニメ…と様々な分野で活躍する俳優陣が、大きな話題となっている。
鳥を模した不思議な蓑をかぶり、主人公の信(しん)と行動を共にする河了貂(かりょうてん)役で出演するのは、宝塚歌劇団出身で花組トップ娘役を務めた華優希(はな ゆうき)。大作『キングダム』に挑む心境、宝塚歌劇団を卒業後の現在の思いを前編・後編でインタビューした。
宝塚歌劇団卒業後の活動
宝塚歌劇団を卒業後は、舞台、ドラマ、ラジオドラマなど、幅広く活躍されています。何か発見はありましたか?
同じお芝居をするにしても、それぞれの作り方が違うので、そこにかけるテンションの強さというものが変わってくると現場で感じました。何を現場で求められているのかを、しっかりと見極める力をつけていきたいと思っています。退団後にお仕事をしながら、感じたことですね。
『キングダム』は、『マドモアゼル・モーツァルト』以来の舞台出演。今回の作品は、男性陣の共演者とも演じる上で密接なコミュニケーションを取る役柄ですね。
そうですね、仲間という形で。こんなに沢山の男の方が現場にいらっしゃるのは、初めてです(笑)。
格好良くキラキラしている方々に囲まれて、私自身も河了貂役をカッコよく頑張りたいです(笑)。お稽古場も楽しみです。
美しさの秘訣
美容誌や女性誌にも登場されていらっしゃいます。美しさをキープする秘訣は。
いえいえ。私より本日取材でお会いした(河了貂役をWキャストで演じる)川島(海荷)さんのお肌があまりにも綺麗で、びっくりしました(笑)。
華さんも、お近くで見てもお美しいです! 日頃から、常に心がけていることはありますか?
ありがとうございます。それが美容につながるのか分からないのですが、最近心がけていることは、力を抜くことです。
寝るときも、肩が上がって、歯を食いしばって、歯軋りして寝てしまうタイプだったのですが、いかにリラックスできるかを意識しています。なるべく照明を暗くする、サウナに行く、お風呂でキャンドルを焚くなど、力を抜いて上手く副交感神経に切り替えて眠る際にリラックスすることを心がけています。
クールダウンをしないと朝に影響がきてしまい、いろんなものが乱れてきますので、自律神経のバランスを整えるよう意識しています。
猫と一緒に暮らす
日常生活で愉しいと感じる時間は?
今年の3月くらいから猫を飼い始めて、一緒に暮らしています。いたずらをされるので、困るときもあるのですが、本当に可愛くって! 家でいっしょにお喋りをして、共に暮らしてくれる家族がいるのは、本当に幸せだな、と思いながら毎日を過ごしています。
きっかけは、何だったのでしょう?
宝塚の在団中からずっと考えていて、周りには飼っていらっしゃる方も沢山いたのですが、自分の中での余裕がありませんでした。卒業したら、絶対「猫と一緒に暮らす!」と思っていました。猫と一緒に、寝て起きて、共に過ごす時間に癒されて幸せを感じています。
リラックスできる時間ですね。舞台『キングダム』の公演は2023年。いよいよ、本公演が近づいています。
体調を整えて、舞台に備えて頑張ります!
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撮影裏話はこちら
<Information>
舞台『キングダム』
期間:2023年2月5日(日)~2月27日(月)
会場:帝国劇場
一般前売開始:2022年12月3日(土)
問い合わせ:03-3201-7777(東宝テレザーブ)
【キャスト】
信:三浦宏規/高野 洸
嬴政・漂:小関裕太/牧島 輝
河了貂:川島海荷/華 優希
楊端和:梅澤美波(乃木坂46)/美弥るりか
壁:有澤樟太郎/梶裕貴 (東京公演のみ)
成蟜:鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.) (東京公演のみ)/神里優希
左慈:早乙女友貴 (東京・大阪・福岡公演のみ)
バジオウ:元木聖也
紫夏:朴 璐美/石川由依
昌文君:小西遼生
王騎:山口祐一郎
キャストスケジュール、料金、ほか詳細は公式サイトまで。
https://www.tohostage.com/kingdom/
3月大阪・梅田芸術劇場メインホール
4月福岡・博多座
5月札幌・札幌文化芸術劇場 hitaru
【スタッフ】
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本:藤沢文翁
演出:山田和也
音楽:KOHTA YAMAMOTO
製作:東宝
公式Twitter @kingdom_stage
ヘアメイク:尾曲いずみ スタイリスト:杉山朱美
photo by 山崎あゆみ(Ayumi Yamazaki) http://ayumiyamazaki.com/
東京を拠点に建築、旅、人物と幅広いジャンルを撮影。
text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。