「コモ ザ トレジャリー」のダイニング、優雅な「ワイルドフラワー」の夕べ
Wildflower
ワイルドフラワー
「ワイルドフラワー」は、オーストラリアで権威のある「AGFG」(Australian Good Food Guide)の受賞歴を持ち、パースで高い評価を得ている美食のレストランだ。スワンリバーまで見渡せ、市内を一望するルーフトップバー&レストランのモダンオーストラリア料理のランチとディナーは、人気を集めている。
先住民族の人々に伝わる、6つの季節にちなんだメニューを提供する。パースで採れる最高の素材を用いて、移りゆく季節の自然に敬意を表して素材を選び、土地の豊かさを讃える料理を作る。11月(*取材時)は暦上、カンバラン(Kambarang)と呼ばれる季節。気候が温かくなってワイルドフラワーが咲き、豊かな食材の時期を感じさせる、色鮮やかで生命力に満ちたフレッシュなメニューだった。
FOUR-COURSE TASTING MENU
ワインとペアリングのテイスティング・メニュー
(写真)
DORPER LAMB TARTARE:
ラム肉のタルタルは、アスパラガス、フレッシュなベリー系のスーパーフルーツ、爽やかなサンライズ ライムが絶妙にマッチ。
LINE CAUGHT SNAPPER:
オーストラリア産の魚はジンジャー、レモングラスといったハーブを使った緑鮮やかなソースと共に。
WAGIN DUCK:
ローカルの鴨肉に、ニンジンやレーズンほか、ざくっとした食感のスパイスソルトを合わせて。オーガニックな赤ワインは、 ニュージーランド/ワイパラのタカ・ケイ・ワインズ(Taka K Wines)、ピノ・ノワール。
ROSELLA:
ビタミンCが豊富なシトラール、レモン マートルの葉、ほか効能を多く持つルバーブを添えたデザート。ほのかに甘くてローズの味がするデザートワイン、「SOUMAN(ソウマン)」 が合う。
POST
ポスト
ホリスティックケア「コモ シャンバラ」が提供する、身体に優しい「コモ シャンバラ キッチン(cs)」のメニューも備え、朝食からランチ、ディナーまでオールデイダイニングの「ポスト」。イタリア料理をコンテンポラリーにアレンジしたメニューを持つ、オステリア&バーだ。名前は、この場所にあったパース初の総合郵便局の郵便を整理する部屋に由来している。
朝食は、焼きたてのパン オ ショコラ、グラノーラ、チアシードなどから1皿目を選ぶ。2皿目は、パンケーキ、オープンオムレツ、リアル トーストなどのメニューに、アボカドやベイクドビーンズ、ポークとセージのチポラータ、ローストトマトなどをサイドオーダーでリクエスト。栄養がありながら、なるべく胃腸に負担をかけず健康的で、ボリュームもたっぷりだ。
青リンゴやオレンジのコールドプレスジュースほか、レモンマートル、ラベンダー、ユーカリなどのハーブティーなどもオーダーできる。最後に、生姜と蜂蜜がたっぷりの「コモ シャンバラ キッチン」のジンジャーティーがサーブされる。
Cape Arid Rooms
ケープ アリッド ルーム
西オーストラリアの自然を描いた作品が飾られ、外に広がる歴史的名所(スクエア)の風景もまるで絵のよう。優雅なアフタヌーンティーを提供しており、パース屈指のティー エクスペリエンスを愉しめる。貸切で特別にお祝いを催すなど、サロン的な場としても愛されている。アーティストの夫妻が描いた作品シリーズ、ケープ アリッド コレクションの水墨画や水彩画とともに、記憶に残る美しい時間になるに違いない。