Legacy of Timeless Elegance ー シンガポールの5ツ星ヘリテージホテル「Goodwood Park Hotel」
世界に名高いシンガポールのヘリテージホテル、「Goodwood Park Hotel(グッドウッドパークホテル)」。1900年当時、ドイツ人の社交の場として、ライン川の古城をモチーフに建設された。その後、1917年にホテルとして生まれ変わり、時代を超えて美しい姿で訪れるゲストを魅了する名門ホテルだ。
建築当初を忠実に再現した優美なファサードを、今もなお残している。歴史を象徴するグランドタワーは、1989年にシンガポールの国定記念物に指定されている。
小高い丘の上にある緑豊かな6ヘクタールにも及ぶ敷地には、多くの部屋がデラックスまたはスイート仕様のゆったりとした広さを誇るエレガントな客室を備える。街の中心地、オーチャード・ロードまで数分とは思えない景観と静寂に包まれた、ここは都会のなかのサンクチュアリだ。
多彩なゲストルーム
233室の客室は、メイフェア、タワー、パークレーンと呼ばれる各棟にある。スタイリッシュで温かな雰囲気の「デラックス・プレミア・ルーム」、国定記念物に指定されているタワー棟にある客室でモダンとクラシカルな魅力がある「ヘリテージ・ルーム」など、内装が異なるさまざまなタイプの客室を備えている。ほか、バリ風の趣があるエキゾチックなメイフェア・プールにダイレクトアクセスできる、「デラックス・プールサイド・スイート」などがある。
人気のシンガポール流アフタヌーンティー
メインプールを眺める「L’Espresso(レスプレッソ)」は、午後のイングリッシュ・アフタヌーンティーが人気。英国風から独自に発展した、シンガポール流ハイティーのビュッフェスタイルだ。宝石のようなスイーツ各種に、蟹や海老など贅沢な食材を使用したサンドイッチやパイなどフィンガーフード、冷製のほか温かい料理も充実している。メニューは常時、何十種類も用意されて、肉料理などシェフが目の前で特別に取り分ける一皿もある。好きなものを好きなだけ自由に取る気軽さが魅力で、シンガポール料理も並び、いつも多くの人で賑わっている。
シンガポール創業で、豊富な種類と最高級品質を誇るTWGのティーブランドも、アフタヌーンティーに付く飲み物でオーダーできる。温かい紅茶は、ポットでサーブされる。
アワード獲得の美食ダイニングも
シンガポール内のトップ級レストランを持つ「グッドウッドパークホテル」は、ダイニングも数々の受賞・表彰歴を誇る。さまざまな料理や雰囲気が愉しめる、5つのレストラン、バー、デリを備えている。
中国料理が堪能できる「Min Jiang(ミンジャン)」は、広東料理や四川料理のラインナップで、ランチタイムには毎日手作りの点心も用意される。
「Gordon Grill(ゴードングリル)」は、シンガポール随一の美味しいステーキやコンチネンタル料理が味わえるレストラン。ユニークなミートトロリーサービスがある。
食事前の1杯やアフターディナーには、併設の「Highland Bar(ハイランドバー)」でバーテンダーが作るカクテルを。シンガポールが発祥の地である「シンガポールスリング」を愉しんでみては?
「Coffee Lounge(コーヒーラウンジ)」でいただく朝食は、洋食ほか、お粥や麺類などシンガポール料理をはじめとする、アジア諸国の代表的な美食のメニューも数多く並ぶ。
ケーキやペストリー、スナックを取り揃えるテイクアウトのショップ「The Deli(ザ・デリ)」では、「グッドウッドパークホテル」の名品であるドリアン・スイーツの各種がテイクアウトできる。濃厚なドリアンのクリームがたっぷり入ったドリアン・パフほか、クレープやアイス、ムースケーキもある。最高級品種「D24」のドリアンを使用している。
Legacy of Timeless Elegance
華麗なボールルームを備え、世界中から人々が訪れ、人生の節目を迎えるホテルゲストも数多い。いつまでも想い出に残り、訪れると美しい記憶が甦る場所。そんな優美でタイムレスなホテルだ。
<Information>
Goodwood Park Hotel
22 Scotts Road, Singapore 228221
https://www.goodwoodparkhotel.com
写真協力 Goodwood Park Hotel
photo & text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。