『不思議の国のアリス』の文化現象をたどる初の大規模展、「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」

「特別展アリス― へんてこりん、へんてこりんな世界―」が、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで開催される。

本展は、「アリス」の文化現象をたどる初の大規模展だ。19世紀から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真などさまざまなジャンルで 表現されてきた『不思議の国のアリス』の世界とその広がりを紹介する展覧会。ジョン・テニエルの挿絵から、ディズニー映画のアニメーションセル、ティム・バートン監督による映画『アリス・イン・ワンダーランド』、アリスに影響を受けたサルバドール・ダリや草間彌生らの作品、バレエなどでの舞台衣装、ヴィヴィアン・ウエストウッドらによるファッションなど、アリスにまつわる約300点の展示品が一堂に会する。

Alice Curiouser and Curiouser, May 2021, Victoria and Albert Museum Installation Image, Cheshire Cat created by Victoria and Albert Museum, Alan Farlie, Tom Piper, Luke Halls Studio © Victoria and Albert Museum, London

Alice Curiouser and Curiouser, May 2021, Victoria and Albert Museum Installation Image, Tea Party created by Victoria and Albert Museum, Alan Farlie, Tom Piper, Luke Halls Studio © Victoria and Albert Museum, London

V&Aでの展示の様子。展示空間に登場するチェシャー猫と「狂ったお茶会」のインスタレーション

マッド・ハッターのお茶会でのアリス、『不思議の国のアリス』初刊行版本より、ジョン・テニエル画、1866年、V&A内ナショナル・アート図書館所蔵 © Victoria and Albert Museum, London

ハートのクイーンを演じるゼナイダ・ヤノウスキー、英国ロイヤル・バレエ団公演『不思議の国のアリス』より、2011年 © ROH, Johan Persson, 2011. Sets and costumes by Bob Crowley

ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド・レーベルのアンサンブル、2015年春夏コレクションで発表 © UGO Camera

英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)を皮切りに世界巡回中の展覧会に、日本オリジナル展示も加えた「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」。原作の世界観に没入できる遊び心あふれる展示演出で、子どもから大人まで「不思議の国のアリス」の世界を心ゆくまで楽しめる。

<Information>

「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」

会期:2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝) ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー 52階)
開館時間:10:00 ~ 20:00 (月・火・水曜は18:00まで) 
※9/19、10/10は20:00まで
※最終入館は閉館30分前まで
*詳細、最新情報、観覧料は下記の展覧会公式サイトを参照
主催:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、フジテレビジョン
協賛:DNP大日本印刷、ディズニー★JCB カード
協力:日本航空 後援:ブリティッシュ・カウンシル
問い合わせ 050-5541-8600 (9-20時 / ハローダイヤル)

公式サイト https://alice.exhibit.jp

 

text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
 
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