新国立劇場バレエ団『コッペリア』上演

無観客のライブ配信で話題に
ユーモアと洒落た雰囲気、そして深い余韻を残す名作

『コッペリア』は、現代バレエの巨匠ローラン・プティがマルセイユ・バレエ時代の1975年に発表し、古典からストーリーを大胆に読みかえた画期的な新演出で全世界の話題に。プティ自身が演じたコッペリウスの名演が今でも語り継がれる、彼の代表作だ。プティ作品ならではのエスプリが全編にちりばめられ、小粋で遊び心に溢れたプティ・マジックによる極上のエンタテインメントだ。

小粋でおしゃれなプティ・ワールド

長閑な農村から、衛兵や街の娘たちで賑わう都会に舞台を移したプティ版『コッペリア』。主役のスワニルダとフランツの繰り広げる恋の駆け引きから、全編プティ独特のコケティッシュな振付、洒落た美術・衣裳と、舞台の至るところでプティ・ワールドが愉しめる。

『コッペリア』は、実は多くの示唆に富んだ作品でもある。ユーモアに溢れた舞台に隠された、普遍的な愛と孤独というテーマが描かれており、一度見たら忘れられない印象的なラストが心に残る。

無観客のライブ配信で話題になった作品！

本来は、2021年5月に上演予定だった『コッペリア』は、新型コロナウイルス感染症の影響により東京都に緊急事態宣言が発出され、全公演中止に。その際、新国立劇場バレエが全キャストを4日間無観客公演にてライブ配信し、16.7万人を超える視聴者が鑑賞した。Twitter のトレンドに入るなど、大きな話題を呼んだ作品を、今回はぜひ劇場で！

＊最新情報、キャスト変更、公演詳細は公式サイトまで
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/coppelia/

主演コンビのスワニルダ役を小野絢子、米沢唯、木村優里、池田理沙子、フランツ役を渡邊峻郁、井澤駿、福岡雄大、奥村康祐、速水渉悟が踊る。前回に引き続き主演を務めるキャスト、今回が初主演となるフレッシュなキャスト、いずれのキャストにも注目が集まる公演だ。

＜Information＞

2022/2023 シーズン
新国立劇場バレエ団『コッペリア』
Coppélia Ballet by Roland Petit

芸術監督：吉田都
振付：ローラン・プティ
音楽：レオ・ドリーブ
芸術アドヴァイザー/ステージング：ルイジ・ボニーノ
美術・衣裳：エツィオ・フリジェーリオ
照明：ジャン=ミッシェル・デジレ

指揮：マルク・ルホワ=カラタユード
管弦楽：東京交響楽団
出演：新国立劇場バレエ団

公演日程
2023年2月23日(木・祝)14:00
2023年2月24日(金)19:00
2023年2月25日(土)13:00/18:00
2023年2月26 日(日)13:00/18:00