【レポート】シャングリ・ラ 東京x農口尚彦研究所 オリジナル日本酒 お披露目イベント

シャングリ・ラ 東京 オリジナル日本酒

「シャングリ・ラ 東京」が「農口尚彦研究所」とコラボレーションしたオリジナル日本酒のお披露目イベントが、3月12日に「なだ万」で開催された。石川県小松の酒蔵「農口尚彦研究所」が初めてラグジュアリーホテルと組んだオリジナル日本酒を、29階日本料理「なだ万」と28階「ザ・ロビーラウンジ」で、3月14日より提供する。

数年前に、「シャングリ・ラ 東京」オリジナルの日本酒を造りたいと考えていたホテルスタッフが、「酒造りの神様」と称される伝説の杜氏・農口尚彦(のぐち・なおひこ)が造る日本酒を偶然口にして感銘を受けたところから始まったプロジェクト。「株式会社 農口尚彦研究所」は、農口杜氏の酒造りにおける匠の技術・精神・生き様を研究し、次世代に継承することをミッションとして、2017年11月に開業した会社だ。食中酒として食事に合うようにというコンセプトで杜氏が綿密にブレンドした日本酒を、「シャングリ・ラ 東京」と農口尚彦研究所のスタッフが話し合って、試飲を重ねて完成させた。

当日は、農口尚彦杜氏、未来を担う株式会社農口尚彦研究所 朝野勇次郎 代表取締役社長を迎え、「シャングリ・ラ 東京」マティアス・スッター総支配人と共にお披露目する貴重な機会となった。杜氏は、90歳を超えて現在も生涯最高の「魂の酒」造りに挑み続けている。

オリジナル日本酒のラベルはホテル名の由来となった、ジェームズ・ヒルトン著の「失われた地平線」の舞台となった中国の奥地にある伝説の地シャングリ・ラ(桃源郷)が絵柄の幻想的な世界観。「シャングリ・ラ 東京」の公式ロゴが入っている。

現在は販売は予定していないとのことで、館内でしか飲めない逸品。今年中には、全客室のミニバーにも登場する予定だ。多くの人に日本酒の魅力を知ってもらいたい、来年オープン予定の京都や世界各地にあるシャングリ・ラでも提供していきたいと願って夢は広がるそう。杜氏も、今後の展開に胸膨らませる。

イベント当日は、「なだ万」料理長が作る、オリジナル日本酒に合うおつまみと一緒に試飲。メニューは、石川県に敬意を表して県産の食材や郷土料理、あわせて春の訪れを演出する季節の旬を感じる料理だった。

コラボレーションのオリジナル日本酒は、軽やかで薫り高く、上品で華やか。しかしながら、味わいと特別な日本酒の深い旨味を感じ、心地よい苦味と飲んだあとのキレのあるドライさで、次の繊細な食材の料理がすぐに美味しく味わえる。

名工とコラボレーションした食中酒のオリジナル日本酒を、「シャングリ・ラ 東京」の美食と共に味わってみては?

杜氏 農口尚彦
1932年、能登杜氏で知られる石川県能登町に、杜氏一家の三代目として生まれる。16才から酒造りの道に入り、27歳と異例の若さで石川県「菊姫」の杜氏に就任。能登杜氏四天王の一人として一躍有名になる。業界に与えた影響は大きく、1973年以降低迷を続けた日本酒市場の中で「吟醸酒」をいち早く広め、吟醸酒ブームの火付け役となる。また、戦後失われつつあった「山廃仕込み」の技術を復活させ「山廃仕込み」復権の立役者となる。70年以上に渡る酒造り人生の中で数々の銘酒を生み出してきた。

オリジナル日本酒のブレンドに使われているのは、農口尚彦研究所の代名詞である「山廃造り」の大吟醸と純米大吟醸
 ・山廃 大吟醸 2020(40%)
 ・山廃 純米大吟醸 2020(30%)
 ・山廃 大吟醸 2021(30%)

シャングリ・ラ 東京 29階「なだ万」にて、お披露目PRイベント開催
撮影:STARRing MAGAZINE

<Information>

■シャングリ・ラ 東京
https://www.shangri-la.com/jp/tokyo/shangrila/

シャングリ・ラ 東京 x 農口尚彦研究所 オリジナル日本酒

2025年3月13日より提供
場所: 29階「なだ万」および28階「ザ・ロビーラウンジ」

 

text by STARRing MAGAZINE 編集部

 

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