五感で愉しむゴッホの人生「ゴッホ・アライブ 東京展」

これまで世界99都市を巡回し900万人を動員、100都市目の開催地となった「ゴッホ・アライブ 東京展」。鑑賞順路はなく、思いのままに自分の好きなように回る、新しい形の没入型展覧会だ。

フォトスポットである「アルルのゴッホの寝室」は実物大で再現され、足を踏み入れると作品の中に入り込んだような錯覚を覚える。 

オランダ、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズといったゴッホゆかりの地を旅するように、故郷から晩年までを各時代の作品や写真、本人の語録で構成されている。まるで、彼の人生をリアルに追体験しているよう。

五感で愉しむ展覧会は、「観る」だけではない。真っ暗で広いギャラリーにクラシック音楽が流れて「聞く」中、3,000点以上の画像が壁や床、柱に映し出される。

会場には、サイプレス、シダーなどにレモン、ベチバーをアクセントにした果樹園や庭、野原を思わせるアロマが香る。「嗅ぐ」ことで脳内が刺激され、名画を描いたフランスの田園地方を思わせ、訪れた者の記憶に深く残る。

ビジュアルとサウンドは、最新技術の「SENSORY4™」を使用。マルチチャンネル・モーショングラフィックスと映画館品質のサラウンド音響、高精細のHDプロジェクターを組み合わせ、ダイナミックで臨場感あふれる没入体験ができる。

会場近くの「WHAT CAFE」では、ゴッホの名作とコラボしたドリンクやフードを提供中。ぜひ「味わう」体験を。

いろんな角度から巨匠の作品に「触れる」ことにより、新しい発見がある。会期は、3月31日まで。

「WHAT CAFE」星月夜の星屑カクテル

<Information>

ゴッホ・アライブ 東京展

会場:寺田倉庫G1ビル
https://goghalivejp.com/tokyo/

 

text by STARRing MAGAZINE 編集部

 

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