京都のファインダイニング「Jean-Georges at The Shinmonzen」、グランドオープン1周年
古都・京都、祇園の新門前(しんもんぜん)通りに静かに佇む隠れ家的なラグジュアリーブティックホテル「The Shinmonzen」のレストラン「Jean-Georges at The Shinmonzen」は、2023年3月グランドオープンより1周年を迎えた。
ここは、モダンフレンチの巨匠で世界的シェフである、ジャン-ジョルジュ・ヴォンゲリステンの店。京都の開業1周年を記念して、先日5月にニューヨーク本店より来日し、シェフ自ら京都のチームとともにオープンキッチンに立ってコースメニューを用意した。
内容は、ニューヨークに最初の店をオープンした、1997年に作られた伝説のクラシックメニューを再現したもの。地元や国内の食材を用いて、巧みに日本の食文化と融合しながら、芸術的な料理のマスターピースが色褪せることなく鮮やかに蘇った。
京都店をジャン-ジョルジュに任されているのは、29歳の女性総料理長、ハナ・ユーン。若きリーダーの類い稀な情熱とフレッシュな感性、卓越した技術でチームを率い、ここ京都で歴史と革新を食の世界で日々探求して表現している。
京都店の総料理長ハナ・ユーン(左)、ジャン-ジョルジュが来日したオープンキッチンの様子
祇園白川の緑を眺めながら、テラスでコース前のアペリティフ。これから夏に向けて、外がますます気持ちのよいシーズンを迎える。
TASTING MENU
「ロブスターのタルティーヌ フェヌグリークとレモングラス」ロブスターの味わいと相乗の効果を成すペアリングは、赤ワインの「シャトー ラ コスト グラン ヴァン ルージュ」
「The Shinmonzen」は、南仏にある「ヴィラ・ラ・コスト」の精神を受け継いだ姉妹ホテルで、このレストランでは希望すれば、信頼できるソムリエによる厳選されたワインのペアリングが堪能できる。プロヴァンスのワイナリー、「シャトー・ラ・コスト」のワインも備えている。
最後は、デザートの「ブラックフォレスト チェリー、アーモンドメレンゲ」でコースが終了した。
ジャン-ジョルジュとチームの料理は、驚きと情熱に満ちていて、創造性を持ち、そして美しい。
レストラン「Jean-Georges at The Shinmonzen」では、ランチ・ディナーともにコースほか、アラカルトのメニューもある。
6月2日には、レストラン初となる「The Shinmonzen アフタヌーンティー」がスタート。エグゼクティブペストリーシェフの太刀掛功二と料理長ハナ・ユーンによる特別なアフタヌーンティーが、眺めの良いテラス席や個室で愉しめる。
レストラン、ホテルともに京都を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい場所だ。
<Information>
Jean-Georges at The Shinmonzen
(ジャン-ジョルジュ・アット・ザ・シンモンゼン)
予約・問い合わせ:075-600-2055
THE SHINMONZEN
https://theshinmonzen.com/jp/
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(*データ・内容は掲載当時)
photo & text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。