俳優・小関裕太が展覧会ナビゲーターの「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」 開催中!

山本倫子撮影

ドラマや映画、舞台など幅広く活躍中、TBS「王様のブランチ」にもレギュラー出演中の俳優・小関裕太がナビゲーターを務める「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」の展覧会が、Bunkamura ザ・ミュージアム (東京・渋谷)にて開催中。会場で貸し出しされる音声ガイドで、イッタラ140年の歴史をめぐる案内人としてこれまでの軌跡を辿る。

フィンランドを旅して、その自然や文化、デザインに魅了されて普段の生活でもイッタラ製品を愛用しているというイッタラファンの小関さん。「iittalaの強いこだわりや豊かさ。そして何より美しさの秘密を、ご来場の皆様と一緒に探究していきたい」とコメントしている。

 

展覧会ナビゲーター 俳優・小関裕太

【コメント全文】

このたび、Bunkamura ザ・ミュージアムにて行われる「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」の音声ガイドを務めさせていただくことになりました。こうして「声」としてiittalaの展示に関われることをとても嬉しく思います。

僕のiittalaとの出会いは2019年フィンランドにて。現地の生活に溶け込んでいるiittalaのガラスに目を奪われました。日本へ帰国後、現地で出逢った方と再会した時にお土産としてiittalaのリサイクルエディションのグラスを頂いたのですが、 その時の喜びも非常によく覚えています。

それから徐々にiittala製品は増えてゆき、花を生けるときも、水を飲むときも、ちょっとしたお菓子を広げるときにも…今や僕の生活に必要なものとなりました。

iittalaの強いこだわりや、豊かさ。そして何より美しさの秘密を、魅せられた者としてご来場の皆様と一緒に探究していきたいです。

この展示を通して140年の歴史に触れられることを楽しみにしております。


「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」

本展はイッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点を通してその技術と哲学、デザインの美学、さらにイッタラと日本の関わりにも迫る。時代を超えて今なお多面的に輝き続けるイッタラの世界を紹介する。

 

Timeline イッタラ140年の歴史
人々を魅了し続ける140年の創造性

イッタラのガラス工場は1881年にヘルシンキの北約120kmにあるイッタラ村で創立し、工場は湖畔に建てられた。現在はフィンランドを代表するライフスタイルブランドであり、140年の歴史をアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引したデザイナーとともに歩んできた。美しさと機能性をすべての人へ提供するという思想のもと生み出されたプロダクトは、今なお世界中で愛され続けている。

Designers イッタラとデザイナー
イッタラに貢献した代表的なデザイナーたち

本展では、イッタラのガラスや陶器の作品の制作を担った、デザイナーが手がけたプロダクトを多数展示。フィンランドで最も有名な建築家のひとりであり、家具やガラスオブジェクトのデザイナーとしても知られているアルヴァ・ アアルトの作品も紹介する。ニーズを熟慮した機能的なデザインでありながら、同時に有機的で生命を感じさせるような鮮やかな作風が特徴。《アアルト ベース》はイッタラを代表する作品だ。

《アアルト ベース》アルヴァ・アアルト、1936年 ©Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman

From Nature to Culture イッタラを読み解く13の視点
イッタラのものづくりの基盤となる 重要な視点に迫る

職人技と型 ― 吹く、型をとる、蒸気を操る

イッタラではガラスによる表現を可能にする様々な技術が開発され、受け継がれてきた。例えばオイバ・トイッカのバードシリーズの制作には吹きガラス、アアルト ベースには吹きガラスに加えて型を使う技術も使用されている。本展では、さまざまなアイテムの制作に使う型や制作過程を紹介する映像により、イッタラの誇るガラス制作の技術を伝える。

アアルト ベースの制作風景 ©Iittala

カラー ― 進化する彩り

現在色ガラスの製造技術を高く評価されているイッタラ。古い透明ガラスに見られる薄く緑がかった色合いは、フィンランドの砂の鉄分の成分によって生まれたもの。現在、イッタラのカラーバリエーションはデザインコンセプトの中核を成し、その数は200種に及び、毎年平均20種ほどの色が製品化されている。  

オイバ・トイッカによる《バード バイ トイッカ》コレクション ©Iittala

Iittala and Japan イッタラと日本

イッタラを代表するデザイナーのカイ・フランクは1950〜60年代に来日し、日本の文化に影響を受けた作品を生み出した。21世紀に入ると、イッセイ・ミヤケやミナ ペルホネンといった日本のブランドがイッタラとコラボレーションした磁器とガラスの作品を制作した。また、建築家・隈研吾氏は イッタラ表参道店の内装のデザインを手がけた。本展では、日本オリジナルの構成として、デザイナーたちによるイッタラと日本の交流を紹介する。

 

「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」は、11月10日(木)まで。

Bunkamura ザ・ミュージアム「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」展覧会ナビゲーター小関裕太さん コメント映像

Photo: Anton Sucksdorff

<Information>

「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」 IittalaーStars of Finnish Glass

会期: 2022年9月17日(土)〜11月10日(木)
会場: Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横)
開館時間:10:00−18:00 毎週金・土曜日は21:00まで (入館は各閉館時刻の30分前まで)
※状況により、会期・開館時間等が変更となる可能性あり
主催: Bunkamura、フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
特別協力: Iittala
後援: フィンランド大使館
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

Bunkamura HP内本展特設ページ
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/ 

オンラインによる事前予約が可能。予約方法等の詳細はこちら↓
「Bunkamura 入場日時予約サービス」

 


text by
STARRing MAGAZINE編集部

 
 
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