生誕100年記念「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」開催

ソール・ライター《無題》撮影年不詳 © Saul Leiter Foundation

 

ソール・ライター《無題》撮影年不詳 © Saul Leiter Foundation

Bunkamura ザ・ミュージアムで過去2回にわたって開催されたソール・ライターの展覧会は、“ソール・ライター風の写真”という言葉が市民権を獲得するほど、それまで日本ではほぼ無名だった写真家の名前を一気に知らしめ、大きな反響を呼んだ。「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」では、未公開のモノクロ写真、絵画など最 新作品群を含む400点以上をバージョンアップして展示する。

ソール・ライター《無題》撮影年不詳 © Saul Leiter Foundation

ソール・ライター《無題》撮影年不詳 © Saul Leiter Foundation

ソール・ライター《マースとジョン(マース・カニングハムとジョン・ケージ)》1952年頃  © Saul Leiter Foundation

ソール・ライター《無題》撮影年不詳 © Saul Leiter Foundation

一番のみどころとなる大規模プロジェクションでは、株式会社NTT ArtTechnologyの協力により、2020年以降に発見されたカラースライドを含む最新の作品群を、ヒカリエホールの大空間にスライドショーで投影。ソール・ライターの色彩世界を、存分に体感できる。

2015年に日本で公開されたドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」でも 、その様子がつぶさに紹介されたアパート。ニューヨークのイースト・ヴィレッジ にあるこのアパートは、ソール・ライターが 60年間住み続け、現在ではソール・ライター財団の事務所として使用されている。膨大な作品と資料が現在も息づくアトリエの一部をヒカリエホールの空間に再現する。

同じく、同時開催される「平間至展 写真のうた –PHOTO SONGS-」は、タワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ数多くのアーティストを撮影し、 「音楽が聴こえてくるような躍動感のあるポートレート」により、それまでにない新しい スタイルを打ち出したと評価される写真家・平間至(ひらま・いたる)(1963年〜) の大規模個展。

この夏は、アツい2つの写真展を、お見逃しなく!

<Information>

「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」

会期:2023年7月8日(土)〜2023年8月23日(水)
会場:ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)

【同時開催】「平間至展 写真のうた –PHOTO SONGS-」
会期:2023年7月8日(土)〜8月23日(水)
会場:ヒカリエホール ホールB(渋谷ヒカリエ9F)

詳細は各展覧会 HPまで。

展覧会名:「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」
展覧会 HP: https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_saulleiter/

展覧会名:「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」
展覧会 HP: https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_hirama/

 

text by STARRing MAGAZINE 編集部

 
 

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