「MORISAKI WIN LIVE TOUR 〜MODULATION〜」「声が武器」である自身の歌声で、“変革”をテーマに魅せるライブツアー開催!

2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として、「パレード - PARADE」の曲でメジャーデビュー。現在は数々のフィールドで求められて発信し続ける、人気のMORISAKI WIN(森崎ウィン)さん。

アーティスト/俳優として音楽、ドラマ、映画、舞台と多岐に渡る活躍をし、国際イベントへの参加や観光大使も務め、さらに映像初監督作品が受賞、テレビではバラエティ番組にも多数出演している。

自身のファン、会場の観客を“Crew”(クルー)と呼び、一緒に盛り上がる場が音楽ライブ。東京・大阪で開催するツアー「MORISAKI WIN LIVE TOUR 〜MODULATION〜」で注目のライブ内容、グローバルな最近の活躍、自身の武器と語る「声」、将来目指す姿などについてインタビューした。


“変革” “変化”の意味を表す、“MODULATION”


ツアーのタイトルは、“MODULATION”。キーワードに込めた意味は?

“MODULATION”は、音楽用語の一つでもあり、変調や転調の意味を指します。同じ曲でも違うアレンジの演奏、ライブでしか聞けないバージョン、新しいことへのチャレンジも含めて、“変革”や“変化”ということを取り入れたライブを作りたいな、という思いからこのタイトルになりました。


グローバルな活動を経て感じたこと


ストリーミングやTikTokで人気のベトナム発バンドChillies(チリーズ)とのコラボレーション曲を今年1月にリリース、5月にはシカゴで開催されたコンベンションイベント『アニメ・セントラル』に出演。活動が広がりましたね。

「Chillies」とは、メジャーデビューをしてから、初の海外アーティストとのコラボレーションになりました。ベトナムをイベントで訪れる機会があって、ベトナムの音楽にそういえば触れたことがないなと思って自分で動画を調べたりしているうちに「Chillies」を知りました。「こんなに格好いい人たちがいるんだ!」と思って、現地でライブも観て、ソーシャルのDMで是非一緒にコラボしたいとお互いにやりとりをして実現しました。その流れも面白かったですね。彼らの曲に僕が日本語詞を書き下ろしたのが、リリースしたコラボレーション楽曲「Đại Lộ Mặt Trời - Japanese Version」(読み方:ダイロマッチャイ)」です。一緒にセッションした様子を撮ったメイキングPVも公開し、今年7月の茨城で開催されたChilliesが出演する「LuckyFes 2024」に呼ばれて、ライブで初めて一緒に披露しました。

初のアメリカライブとなった、シカゴで歌ったステージも、本当に大きな経験になりました。会場が街の中心部から離れていたのですが、予想以上に沢山の方々に集まって頂きました。ライブで音を鳴らせば、国、言葉は関係なく繋がることができるという経験になりました。

経験してみて、感じたことは?

僕はアウェーになればなるほど、自分は強いということも感じました。そして、自分を観てくれる、聴いてくれる人がいるというのは、感謝すべき素敵なことだと強く感じました。自分を応援して心を寄せてくれるファンの方々、Crewの皆様に改めて感謝しました。

MORISAKI WIN流の、現地での楽しみ方は?

街散歩ですね。やはり、散歩がその街を一番知ることができます。ベトナムは歩いていても、本当に面白かったです。シカゴの街は散歩には広すぎて、オフの時間もあまり取れず、ホテルの裏の森でランニングをしました(笑)。


自分の声が武器になると気づいたとき

声について伺います。近年の舞台活動を経て、声の出し方が変わったなど思うことはありますか?

舞台に限らずライブやステージの本番を経験するうちに、目に見える数値で経験値が上がる訳ではないですが、重ねていくことによって年々少しずつ変化するのを感じています。

「声が好き」「声がとてもいい」と言われることについては?

おっしゃっていただく「声がいいね」と言う場合の声というのは、生まれ持ったものだと思うんです。声の出し方もあるけれど、元々の声質というのは変えられないので、そういう意味では僕の努力というより親に感謝なのではないか、と思います。そこに声をどう響かせるか、出していくか、そこからは努力であり曲によって歌い方を変えるということはありますね。

ずばり、ご自分の声はお好きですか?

好きですね。結構、僕イイ声しているんですよね(笑)。

映像の芝居でモニターチェックをするときに「いい声をしているなあ」と。俺、格好いいと言いたいわけではなく、自分の武器だな、と思うんです。自身を理解する意味として、いい声をしているのは知っています、という感覚。だから、それを上手く使わないと、と思っています。良い素材であることを自分の武器として知っている、ということです。

近年のミュージカルで低い声の出し方、こういう風にアプローチをするんだ、というのが自分なりに見えました。まだ完璧にマスターはしていませんけれど、ここで鳴らすといいところに響く、というのが舞台の演技に限らずライブで声を出すことで身体にも染みついて、さらに映像やラジオ、声優で活かされる…という風に全部が繋がっている気がします。


目指すは、アジアンツアー


幅広い活動の顔を持つ、MORISAKI WIN(森崎ウィン)さん。歌う時に、切り替えのスイッチは入りますか?

意図的に変えようとはしていないのですが、ステージに立つと、自然とスイッチが入って変わる感じはあります。気持ちが高揚する状態なのかもしれません。

多彩な活躍に加えて、国際短編映画祭の「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2024」で、森崎ウィン初監督作品『せん』が最高賞のジョージ・ルーカス アワード(グランプリ)を獲得されました。今後、活動の方向性はありますか。

やりたいことは本当に沢山あります。音楽活動、俳優はもちろん続けていきたいですし、映像の監督は自分が本当に作りたいと思えてアイデアがしっかりと纏まった時が、そのタイミングになるのでは、と思います。

音楽のライブを作り出すことも、俳優として演じることも、クリエイターであると考えています。僕がしている仕事では、常にクリエイティブなことが起きていますし、今後も常にそうでありたいと思っています。

実現したい目標は?

アーティストとしての目標は、アジアンツアーです。絶対にやりたいと思っていて、そこに向けて実現できるように、努力を続けなければと考えています。2020年にメジャーデビューして、現在5年目。芸能活動をしていた僕が、ダンスボーカルグループからソロデビューをしたきっかけは、この世界で縁と縁が繋がっていき、タイミングに引き寄せられました。

そういう意味では、僕本人とスタッフ含めてチーム全体の相乗効果で、全員が色々な経験をするほどに変わってくるだろうし、このチームだったらきっと行ける、と思っています。あとは貪欲にやり続けることですね。泥くさく続けることが、大事なのかもしれません。


まずは、MORISAKI WINの音楽に触れてみて欲しい

今年の第1弾シングルは、愛する“ U ”=Youに向けた普遍的な大きな愛のラブソング「U」。音楽作品へのアプローチは、最近、変化していますか?

これまでアルバムを2枚制作しましたが、次々とリリースをするのが正しいのか、あるいは時代にもっと敏感になって作るべきなのかを考え、曲の広め方もTikTokで先行して出してみるなど、新しい挑戦をしています。普遍的なテーマとして、「好き」という言葉をみんなに伝えたい、ということは根にありますが、まずは自分の音楽に触れて欲しい、という思いがあります。

英語の詞がこれまで多かったのですが、もっと沢山の人に届くように日本語中心の歌詞にする、定期的にTikTokライブをしてみる、などの試みもしています。TikTokは自分がやったことがないところに飛び込んでみる、という感覚。ここから発信すれば新しい表現になって、俳優やバラエティだけではない歌手のMORISAKI WINを知らない世代にも聴いてもらえるきっかけになるかもしれない、という願いを込めています。

もし、森崎ウィンのことを知ってくださっていたら、僕の音楽にまずはちょっとでも触れて頂いて、1曲でも知っていたら他の曲も聞いて「あ、いいね!」となってくれたら。そこでまた良いな、と思ってライブに来てくれたら、それが倍以上になります(笑)。

今回はバンドメンバーの編成も変えて、ニューアレンジやリミックスを取り入れた、“MODULATION”をキーワードに変化する新たなパフォーマンスとのことですね。

このライブならでは、の楽しみなので、ぜひ注目して頂きたいですね。

皆さんに時間が流れているように、僕にも時間が流れています。その中で人生の変化もあり、進化もあるはず。それを感じられる場所が、多分ライブだと思うんです。だから、過去に観にきて下さった方には、これまで僕が培ってきたものを経て、今年のライブは一体どうなっているのだろうか、ということが感じられる内容になると思います。

MORISAKI WINとCrewだけの空間も久しぶりで、貴重な機会だし、とても楽しみにしています。初めて出会う観客の方々もきっと多いと思うので、全員を巻き込んで最高の瞬間にしたいと思います!


夏といえば、MORISAKI WINの誕生日

ライブが開催される夏恒例の楽しみは?

夏といえば、MORISAKI WINが生まれた日ですね、8月20日。毎年の楽しみは、年を取ることです(笑)。夏にライブをやりたい、という願いもあったので、誕生日を迎えて盛り上がるように頑張ります!

最後にメッセージを一言!

とにかく1回ライブを見て欲しい、絶対に楽しいから! あと、これだけは言いたいです、熱中症に気をつけて。健康第一なので、本当に健康にだけは気をつけて欲しい。それだけは頼む、ということを、最後のメッセージとして伝えて欲しいんです。お願いします(笑)。


取材中のエピソードは、編集後記まで!

<Information>

MORISAKI WIN LIVE TOUR 〜MODULATION〜

会場・日程
【東京】竹芝ニューピアホール 8/31〜9/1
【大阪】COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール 9/22〜23

公式サイト
https://columbia.jp/morisakiwin/

YouTube @MORISAKIWINOfficial
TikTok @morisakiwinofficial

 

ヘアメイク:宇田川恵司 / KEIJI UDAGAWA(heliotrope)
スタイリスト:森田晃嘉 / AKIYOSHI MORITA

 

photo by 山崎あゆみ(Ayumi Yamazaki)http://ayumiyamazaki.com/
東京を拠点に建築、旅、人物と幅広いジャンルを撮影。

text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE 編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
 
 

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