「ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)TOKYO 2025」記者会見
会見で語る、ルネ・マルタン(LFJアーティスティック・ディレクター)
記者会見では、熱狂の過去コンサート、ひと足先に開催されたLFJナントの音楽祭の様子、LFJ初登場で訪日を心待ちにするピアニストのアリエル・ベックによるメッセージなどが映像で流れた
ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)は、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中でも、とてもエキサイティング! 日本でも、その音楽祭の熱狂そのままに、東京で2005年にスタートし、毎年のテーマを掲げ数多くの人を魅了している。
今年2025年のテーマは「Mémoires(メモワール) ― 音楽の時空旅行」。音楽の発展に多大な貢献をした都市(ヴェネツィア、ロンドン、ウィーン、パリ、ニューヨーク)とその時代の音楽の記憶を紹介する。
2025年2月13日に東京国際フォーラム ホールD5 にて記者会見が行われ、全プログラムならびに出演アーティスト(一部を除く)を発表。LFJアーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが登壇して、見どころを語った。
LFJ TOKYO 2025
ヴィヴァルディの「四季」を多彩な演奏スタイルで聴き比べ
LFJならではのトリオで、ベートーヴェンやシューベルトの曲を披露
ケンショウ・ワタナベのタクトで、ピアニスト・小林愛実がシューマンのピアノ協奏曲を演奏
注目のアンサンブル・レザパッシュが初登場。20世紀初頭、パリに存在した芸術家サークル「レザパッシュ」。メンバーの1人だったラヴェルに捧げるスキャンダラスなコンサートや、「エッフェル塔の花嫁」と「マンガ・カフェ」をカップリングした独創的なコンサートを開催
LFJ初登場、ルネ・マルタンも絶賛する世界的に注目を集める新星若手ピアニスト、アリエル・ベックがラヴェルを演奏
林英哲と英哲風雲の会が今年も登場、LFJナントでも大きな話題となった作品、パリで活躍した画家・藤田嗣治の人生を辿る「レオナール われに羽賜べ」を演奏
今年のファイナル・コンサートは、ガーシュウィンのピアノ協奏曲をジャズ・ピアニスト山中千尋の演奏により、国内外アーティストが豪華競演! 「ラプソディ・イン・ブルー」を、ポール・レイ編によるオリジナル版の管弦楽版で日本初演
国内外の様々な一流の弦楽器が一堂に集結する「STRINGDS EXPO(ストリングス エキスポ)」は、LFJ史上初の「見る・触れる・聴く」五感で感じる弦楽器体感イベントを開催
その他、サンクトペテルブルク、ライプツィヒ、プラハ、ブダペストにもスポットを当て、その地で過ごす1日を音楽により体感
公式アンバサダーには、市川紗椰が就任決定。2月初旬に行われた、発祥の地であるフランスのLFJナント視察に行った現地音楽祭の様子や感想は、今後、公式で公開される予定だ。
有料公演以外の無料コンサート、参加型公演、東京国際フォーラム地上広場にはイベント感満載の飲食ができる出店ブースも。
GWは、2005年の日本初開催以来17回で延べ904万人の動員を記録した世界最大規模のクラシック音楽祭で、「音楽の時空旅行」を愉しんでみては?
<Information>
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025
Mémoires(メモワール) ― 音楽の時空旅行
日程:2025年5月3日~5月5日
会場:東京国際フォーラム、大手町•丸の内•有楽町、東京駅 京橋、銀座、八重洲、日比谷、みなとみらい
*チケットは2月15日より、LFJチケット販売サイトにて最速となる先行抽選販売
公式サイト
https://www.lfj.jp/lfj_2025/
text by STARRing MAGAZINE 編集部