廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(前編)

俳優・歌手として活動する廣瀬友祐が俳優活動15周年を記念して、そのキャリアを振り返るトークイベント「廣瀬友祐 talk event - Honesty -」を、今夏7月に大阪、8月に東京で開催する。各回替わりのゲスト出演者は、朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音が決定している。(*五十音順・敬称略)

タイトルに込めた思いや、豪華な各回のゲストについて、ご本人に予想トーク内容を語って頂いた。今回のトークイベントは、ここでしか聞けない内容の特別な機会になりそうだ。

廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(後編)は、こちら


タイトルの「Honesty」への思い

タイトルに「Honesty」と名付けた理由を、お聞かせください。

普通だったら綺麗にお化粧した言葉で伝えるような表現が、もう少しストレートに言いたい、表現はおかしいかもしれませんが「エンタメにしないトーク」があってもいいのでは、と思いました。自分がエンターテイナーであるのは理解しているのですが、人間として感じている本当の気持ち、普段お話できないような境界線のところで話せたら…という感じです。もちろん、ちょっとオブラートに包んだ綺麗な言い方も出るとは思いますが、ある意味、むきだしになるようなトークイベントだからこそ、正直、真実、誠実などの意味を表す「Honesty」と名付けました。

俳優活動15周年記念の内容が、トークイベントになった理由は?

記念イベントが、あっという間に終わってしまい、本当に大切なことが伝えられないより、俳優活動を15年間続けてこられた中で感じた思いを、きちんと伝えるためです。潔く歌もなく、トークだけの内容にしよう、となりました。そこから現在のタイトルが生まれた感じです。

いろんな思いが込められた、「Honesty」というタイトルですね。

今の時代は本当に難しくて、自分にも相手にとっても何が幸せになるだろう、と考え出すと、答えが出てこないんです。結局行き着くところは、自分自身を大切にすることのような気がします。

大きなきっかけとなったのは、コロナ禍です。役者として年月を重ねて、エンタテインメントの世界でも仕事をさせて頂いている中で、自分という人間は、個性とは、と考え始めたら、それらは実はイコールである気がしたんです。自分がいかに正直でいられるかが、自分という存在、表現の個性に繋がってくるのでは、と思いました。

表現の仕事をしてきた中で、自分の意味を作るには、どこか戦ってでも貫き通さないといけない本心を、自分で守ってあげる必要があると感じています。空気を読んでその場に合わせたり、感じることと違うのに本音を隠したりと、大人になる程そのような場面が増えて、とにかく発信しなければと思う時期もありました。

これからもそういう状況は起きると思うけれど、お客様に伝える表現は、オブラートに包んだりフィルターを通したりではなく、できる限りそのままの方法を自分は取りたい、と考えます。

廣瀬さんもゲストの方々も、お互い正直なトーク?

そんな感じで、お届けできればと思っています。

新鮮なトークイベントになりそうですね!


自筆のイラスト

記念イベントを表現したイラストを描いたのは、廣瀬さんご本人とのこと。透明なカメラを持つ、手に巻いているのはバンテージですか?

バンテージ、いわゆるテーピングですね。長い目で見れば、まだ15年なのですが、その間にも、やはりいろんな傷を負ってきて無傷ではない、という表現を加えたかったのかもしれません。どんな仕事をされていても、常にポジティブで楽しい瞬間ばかりというより、ネガティブな時間の方が皆さんも多いと思うんです。それを保護して、治して…というイメージですね。

廣瀬さんは多彩な才能をお持ちですが、絵が上手いのは昔から?

いやいや…上手いというのは、有り難く嬉しいですけれど、いつ頃からかな? 絵が好きになったきっかけは、親戚のお兄ちゃんです。遊びに行くと、いつもドラゴンボールの絵を僕の為に描いてくれて、出来上がるとプレゼントしてくれました。とても上手なんですよ。その描く様子を見ていて、絵に興味を持ち始めました。小学校では、全校生徒の中で、自分が表彰されたんです。

僕の家はスポーツ一家で皆んなサッカーに携わっているのですが、自分はサッカーでは誉められたことがなくて、親に唯一誉められたのが絵でした。表現の仕事を始めるようになってからは、抽象的なイメージで描くことが多くなり、イラストを描くお仕事も増えました。

教科書にちょこっと落書きをする感じは、面白いですよね。ここが重要、と線を引く綺麗な教科書より、余白的なことに惹かれます。余っているところにその人にしか分からない落書きをするのは、人生に面白みを加えているような、現在に余裕を持っている感じがします。落書きをするような遊び心のある人生って良いな、格好いい、と思っていますね。今回のトークイベントも、そんなニュアンスが出れば面白いと考えています。

今日の洋服も、「Honesty」のデザインですね。

はい。自分で服にイラストを描きました。

 

インタビューは、魅力的な共演者の方々について伺う後編に続きます。

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<Information>

廣瀬友祐 talk event - Honesty

大阪公演:7月30日(火)・31(水) 心斎橋PARCO 14F SPACE14
東京公演:8月19日(月)〜8月21日(水) 渋谷 CBGKシブゲキ!!

公式サイト
http://hiroseyusuke15th.com

回替わりのゲスト出演者
朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(五十音順)

 

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photo by 近澤幸司 (Koji Chikazawa)  https://www.chikazawakoji.com/   
高知出身、都内在住のフォトグラファー。静止画、動画、ジャンルを問わず撮影中。
Twitter @p_tosanokoji

text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
 
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