廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(後編)

俳優・歌手として活動する廣瀬友祐が俳優活動15周年を記念して、そのキャリアを振り返るトークイベント「廣瀬友祐 talk event - Honesty -」を、今夏7月に大阪、8月に東京で開催する。各回替わりのゲスト出演者は、朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音が決定している。(*五十音順・敬称略)

タイトルに込めた思いや、豪華な各回のゲストについて、ご本人に予想トーク内容を語って頂いた。今回のトークイベントは、ここでしか聞けない内容の特別な機会になりそうだ。

廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(前編)は、こちら


豪華なゲストとのトークイベント!

廣瀬さんについて、縁のあるゲストの方々がお話されるのでしょうか。

どちらも、ですね。自分が質問を受けたり、逆に僕がゲストの方に質問をして思いを聞いたり。僕だけではどうなるか分からないので(笑)、司会を岩村美佳さんにお願いしています。

廣瀬さんの15周年記念に、豪華な各回のゲストが出演。それぞれの方との最初の出会い、トーク内容の予想をお願いします。

 

朝夏まなとさん

その場がパーっと明るくなる、魅力のある方。その明るさが楽観的だけではない、朝夏さんが感じてきた責任感や経験からくるのかな、と思っています。初めてお会いしたのは、コロナ禍で中止になった2020年のミュージカル『モダン・ミリー』の稽古場です。今年、再演されて作品の稽古場は3回目。その間にも他作品で共演して、まあちゃんと呼んでいるのですが、お姉ちゃんと弟みたいな関係だなと思っています。お互いがそう感じているようで、弟みたい、と言われます。突っ込んでお話もされる印象なので、踏み込んだトークもあるのでは、と予想しています。

井上芳雄さん

芳雄さんとの初共演は、ミュージカル『エリザベート』。凄い方だ、という印象は、昔も今もずっと変わりません。ミュージカル界の大スターなのに、親近感を持たせてくれて、その普通の感覚が信頼できます。共演は2作品なのですが、その後も気にかけてくださって、プライベートでも連絡を取ったり、ご飯に行かせて頂いたり、芳雄さんのコンサートグッズのデザインをお願いされたこともありました。こんな未来を、僕も想像していませんでしたが、自分にとってお兄ちゃんのような存在です。いつしか芳雄さんに「廣瀬、頑張れよ」と言っていただく声に応えたいと思うようになりました。今回も、芳雄さんがいくらでも喋る、と言ってくださって、一番位の直ぐに出演を決めて頂いて(笑)、全てを信頼しているので、トーク内容は何も心配をしていません。できれば、僕の視点で勝手に「井上芳雄」さんを分析した質問など、投げかけてみたいですね。

海宝直人さん

最初がいつか分からない程に前なのですが、(海宝)直ちゃんとは、宮本亞門さん演出のミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』で共演しました。当時20代位の同世代で集められ、その時も彼の実力は凄かったです。歳も近くて、群像劇の仲間として出会いました。出会った最初から直ちゃんの歌のファンになって、それだけでもリスペクトなのに、人との交流も僕と違ってスマート。一見、王子様みたいに白くて綺麗なキャンバス、というイメージですが、陰の部分もちゃんと抱えているのが魅力、と僕自身は思っています。直ちゃんは本当に頭がいいし、経験もあって機転が効くので、とても上手に物事を運べるんです。今回は逆に、うまくいかない状況にしたいですね。直ちゃんと僕の関係だからこその綺麗にお化粧していないエピソードが、思わずこぼれてしまうように出ればいいな、と思っています。

谷口賢志さん

賢志さんは、唯一、ミュージカル界ではなく、僕自身がお芝居を始めた時代に出会った方です。僕はミュージカル『テニスの王子様』がデビューなのですが、お芝居が分からずただがむしゃらに進んでいる時代を経て、そこからお芝居とは何なのか、ということを考え始めるようになりました。その頃によくご一緒させて頂いた先輩で、一番初めにお芝居という概念のようなものに触れ、自分の指針となった方です。そういう意味では、この15周年の道のりの一番核となる部分を、賢志さんとお話ができるのは楽しみです。それを語れるのが、このトークイベントならでは、の強みだと思います。

平間壮一さん

壮ちゃんと初めての出会いは、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。音楽劇『クラウディア』でも共演しました。明るい雰囲気だけれど、深い闇の部分では共鳴し合った、と昔は思っていて(笑)、そこからもう何年も経っています。主役も多くされて、あの頃と現在ではどんな風に変わったかという話ができたら、と思います。どこか自分と似ていると思えて近しい感覚を持つ壮ちゃんと、変化について話せたら面白いのでは、と想像しています。

松下優也さん

松下優也くんは、2.5次元のミュージカル『黒執事』で出逢いました。彼の表現、物の見方というのが、とても面白いな、と感じることができる人なんです。表現者として、僕は非常に興味を持っているので、逆に彼からみた自分はどう映っているのだろう、ということを是非聞いてみたいですね。これまで、聞いたことがない訳ではないのですが、この機会に質問をして、松下くんに僕のことを話してもらいたい気がします。

柚希礼音さん

ちえさんは、コロナ禍で公演中止になった『イフ/ゼン』というミュージカルで共演するはずだったのですが、そのことがずっと心に残っていました。その後、「ラヴ・レターズ」「シブヤデマタアイマショウ」の舞台でご一緒させて頂きました。ちえさんにしか出せない、ふわふわ、ゆったりした雰囲気をいつも感じていて、いい意味でとても興味深い存在なんです(笑)。だから、ちえさんが一番、どんな空気感で進んで話をするのか、想像がつかないですね!

出演者:朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(各回ゲスト・五十音順)、廣瀬友祐


最終日は、ソロの全編トーク!

ラストは、ゲストがいないトーク。どのような内容になりそうですか?

自分のイベントにゲストの方々をお迎えするのも初めてなので、どちらかというとソロの方がスタンダードな感触です。歌がなくトークのみのイベントというのは、初めてです。

ソロで、全編トークのライブ。楽しみですね。ここでも包み隠さずに?

どうなっちゃうのか、というところですよね(笑)。おそらく最終日なので、イベントに来てくださったゲストの方々との思い出を交えながら、改めてこの15周年企画を一人で振り返ってみて何を思うのか、そしてこの時間を与えてもらったことにより自分がどうなっていく、みたいなことを、客席で応援してくださる方々に感謝を込めて沢山お伝えしたいです。


今後の廣瀬友祐が向かう先

昨年はCDデビュー10周年記念のライブ・ツアー、今年は俳優活動15周年記念イベント。今後も、表現者であることが目標ですか?

正直なところ、具体的な目指す姿は無いかもしれません。こうなりたい、と思って今を迎えている訳ではなく、舞台やミュージカルの場を主戦場に表現者として自分が立っていること、現在も俳優を続けられていることは、15年前には全く想像していませんでした。小さい頃からこの世界を目標に入ったのではなく、サッカーという別の人生を生きてきた中で挫折も経験して模索する中で、俳優の仕事は果たして合っているのだろうか、と思いながらチャレンジしたひとつでした。

だからこそ、何の技術も持たない僕が突然に俳優をさせてもらったのにも関わらず、こうして現在も仕事ができるのは本当にありがたいことだと思っています。俳優、役者、アーティスト…と呼ばれる表現者の仕事は、やはり素晴らしいと感じていて、自分が続けられていることに驚いています。今回のタイトルの「Honesty」に繋がりますが、自分を成立させながら、出会ってきた方々、これから縁がある方々と誠実に向き合っていければ、と考えています。

トークイベントを迎えたら、色々なことを感じるかもしれませんね。客席との一体感があって距離が近そうな、ライブ会場で開催ですね

そうですね! こんな自分の表現と何かのタイミングで出会ってもらえたこと、こちらの感情が一方的でそのまま受け取ってもらえないことも沢山存在するこの世界で、何か共鳴をしてくれる方々に出会えていることは奇跡だと思っています。だから、ファンの方に対して、自分自身が居る意味を感じるんです。一番大切にしたいという思いがあるし、客席で応援してくださる方々に感謝の気持ちを伝えるとともに、観にきてくださる皆さんと距離が近づきたいな、と思っています。


ここでしか聞けない内容になりそうな、記念トークイベント。お聞き逃しなく!

 

廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(前編)は、こちら

<Information>

廣瀬友祐 talk event - Honesty

大阪公演:7月30日(火)・31(水) 心斎橋PARCO 14F SPACE14
東京公演:8月19日(月)〜8月21日(水) 渋谷 CBGKシブゲキ!!

公式サイト
http://hiroseyusuke15th.com

回替わりのゲスト出演者
朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(五十音順)

 

編集後記は、こちら

 

photo by 近澤幸司 (Koji Chikazawa)  https://www.chikazawakoji.com/   
高知出身、都内在住のフォトグラファー。静止画、動画、ジャンルを問わず撮影中。
Twitter @p_tosanokoji

text by 鈴木陽子(Yoko Suzuki)
CS放送舞台専門局、YSL BEAUTY、カルチャー系雑誌ラグジュアリーメディアのマネージングエディターを経て、エンタテインメント・ザファースト代表・STARRing MAGAZINE編集長。25ヶ国70都市以上を取材、アーティスト100人以上にインタビュー。

 
 
Previous
Previous

廣瀬友祐、俳優活動15周年の記念トークイベントを開催! 各回ゲストに朝夏まなと、井上芳雄、海宝直人、谷口賢志、平間壮一、松下優也、柚希礼音(前編)

Next
Next

開幕直前! 東京二期会オペラ劇場 プッチーニ『蝶々夫人』タイトルロールのソプラノ大村博美にインタビュー